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代表メッセージ

プラスチックの無限の可能性を世界にお届けします

プラスチックが発明されて約150年、この石油から合成された素材は、今では私たちの生活に欠かせないものとなり、身の回りを多くのプラスチックに囲まれています。

単純な身の回りの物を作る材料として使われ始めたプラスチックは、改良と加工技術の進歩によって、より複雑でより精密なものを作る素材へと進化していきました。

1956年、創業者の武藤昭三が自宅の裏庭に屋根を伸ばし、成形機を1台据え付けたところからムトー精工の歴史は始まりました。プラスチック成形の技術者出身ではなかった武藤は、大変な苦労と勉強を重ねて成形技術を育んでいきました。

1968年にはプラスチックの精度は金型で決まると考え、金型部門を設立。金型から成形の一貫生産体制の礎を築きあげました。これが、現在の塗装・印刷などの二次加工や組立を含めたムトー精工の特徴である一貫生産体制として結実しています。

ムトー精工という名前をご存じなくても、皆様のご自宅や身の回りに一つや二つのムトー精工製のプラスチック部品があるだろうと思います。ビデオカメラ、デジタルカメラ、ゲーム機、プリンター、血圧計や血糖値計などの医療機器、自動車の様々なスイッチやパネル、電子ペン……。プラスチックが金型によって無限にその形を変えるように、我々の活躍するフィールドも変化しながら広がり続けています。

私たちは、プラスチックで新しい形を作りだすことが使命だと考えてきました。つまりそれは、様々な製品を作りたいと考えるエンジニアとその製品を使って豊かな日々を送りたい人々を結びつけることだと思います。

今も、より強く、そして様々な新しい性質を身に着けて進化を続けるプラスチック。
その無限の可能性を世界に届ける架け橋に、ムトー精工はなりたいと考えています。

代表取締役社長 田中 肇
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